旦那を「縊り殺したい」と思ったことはあるか? 私にとってのソレは「働き方に口を出された時」だ


あなたはパートナーを「縊り殺したい」と思ったことはあるだろうか?

「殺す」なんてワードは穏やかじゃないので構える人もいるだろう。…がしかし、もう一度訊きたい。あなたはパートナーに対して「縊り殺したい」と一度でも思ったことはあるだろうか。

人によってはお金の問題だったり不倫問題だったりするかもしれない。

ちなみに私の場合は「働き方に口を出された時」である。

これだけではあまりにも抽象的なのでもう少し掘り下げてみよう。私はフリーランサーである。しかも在宅の。なので家にいる時間は旦那より長くなってしまう。あたり前である。家が職場だからだ。ところで、私の旦那は難儀な人である。どのくらい難儀かというと、例えば寒い日があったとする。「寒いから風邪ひかないよう暖かくしないとね」と私が言ったとする。このセリフはその、なんというかつまりは『ただの定型文』なのである。

それだけなのだが、これに対して彼はこう返す。

「オーノー! 寒さで風邪は引かない。ウイルスによるものだから寒さでは風邪は引かない!」と。

…面倒くさい。

くそ面倒くさいぞコイツ。

これが果たしていい例かどうかは分からないが、私にとっての「難儀」の定義とは大体こんなものだ。

旦那のことばかりをいうのもアレなので一応自分自身にも言及しておくが、私は恐らく「まともなほうでいて割と自覚のあるタイプの難儀な人間」である。

具体的にどうかと問われても自分のことはよく分からない。まあでも、つまるところ我々夫婦は「難儀」×「難儀」を掛け合わせた夫婦関係であることは確かである。

「ハンター×ハンター」みたいでかっこいいじゃないか。

この際コンビ名を「ナンギー×ナンギー」と改めてみようか。休載(喧嘩)こそ頻繁ではあるが、なんとか打ち切り(離婚)だけは避けたいものだ。(縊り殺したいと公言している人間の言えたセリフじゃねぇ)

まあなんていうかその、「難儀」と「難儀」の掛け合わせなんてものはただの「害」だ。近づきたくはない。

さて、冒頭で話した「働き方に口を出された時に縊り殺したくなる」と言った箇所に戻る。

ヤツだって何も私のフリーランスという「働き方自体」に口を出しているわけではない。

つまり、何かにつけ「君は家にいるんだから、コレできるでしょ」というスタンスで振りかぶってくる態度が気にくわないのだ。

(ちなみに旦那は自分のことは自分でできる、なんせ一人暮らしが長かったからだ)。

この場合、サラリーマンである旦那が物理的に諸々の制約下の中にあることは百も承知している。

私だって日常の家事だのなんだのはある程度やっているつもりだ。(“つもり”というのがミソな気はするが…)。ある程度家はキレイに保っているし、必要ならばご飯も普通に作る。洗濯もするし互いにいたって健康なわけだ。なんだよ普通に幸せじゃないか。

で、本題だが。案の定。まさに本日、我らが「ナンギー×ナンギー」は休載を発表しなければいけない事態に陥った。原因は「私が本を読みすぎていたから」である。

もう少し詳しく話すと、本日は珍しく終日外出していた私(一応仕事で)。その合間を縫って、小説・エッセイ3冊半を読破したことに端を発する(もちろん読み込んではいない)。

そのことを帰宅した旦那に伝えたところ「その量の本を読むなんて、ただの時間のムダだ」という言葉が返ってきた。映画や音楽、延いてはカメラやバイクなど色々なものに造詣の深い旦那の口から、まさかこの「無・駄」という2文字が出てこようとは。まさに晴天の霹靂だった。私はこの言葉を理解できなかった。言っている意味が分からない。

…む、無駄とは!?

…む、無駄とは!?

そしてもう一点、「(今日に限った話ではなく)そんな時間があるのなら、自分が前から言っていた窓掃除をやるべきでしょ」というものだったのだ。加えてお決まりの「自分は家にいる時間が限られているが君はいつも家にいる。だからできるだろ」。

…縊り殺すぞ。

そんな、窓の汚れが気になる旦那ではあるが、洗面台の水垢や鏡の汚れはさして気にならないようで。それを私は定期的に掃除しているわけだが、そんなこと彼には関係ないのだ。

「窓」の掃除をしていない私に非があるわけである。

彼の名誉のためにことわっておくと、彼も「読書自体」を咎めているわけではなく、あくまで「読書の前にやることあんだろ」というテンションなのだろうが。

それでも私の情緒の波が激しく揺れている。なにはともあれ、フリーランスで働くパートナーをお持ちの諸君(もしいたら)。

「いつでも家にいるんだから」という言葉は「死亡フラグ」になりうるので、ぜひ使用する際には万全の体制で臨んでいただきたい。我々は「家」にはいるが、ナマケモノの如く、ただただ怠けているわけではなく、あなたと同様「働いている」のだ。

さもなくば縊り殺されるぞ。

※以前、別で書いた記事の再投稿です。

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