少女漫画の定義〜ブスに明日は無いのか〜


学生時代を「ついこの前」とは言えなくなってから過ぎること早数年。

約8年ぶりに人生のバイブル、少女漫画ブーム到来。

漫画の代わりにやれサプリメントだ、やれスキンケア用品だマッサージだ…。

幼い頃からの「漫画」という心の拠り所はいつしか、「疲れと年齢の拠り所(別名:老い)」を抹殺するための「経験」へとシフトチェンジしてしまった。

こんな分かりづらいひとり言はどうでもよいのだ。さて。

最近の少女漫画のエロさ加減に毎度鼻息が荒くなってしまうのだが、ふむ、どうやら最近の漫画は「男女の交じり有りき」で物語が進んでいるらしいのだ。

数々の試練を経て、ようやく「淡い小鳥キッス(舌入れ無し)」で完結。という時代遅れなストーリー展開ではなく、しょっぱなから舌入れ(擬音語付き)!ヤる!時には乱交もOK!絵面も無駄にリアル!男の体もだいぶリアル!筋肉万歳!男の下半身万歳!!!

という仕上がりになっている。

 

昔の少女漫画では鉄板だった、最終回にようやく「待ちに待ったキスシーン」すらも、肝心のくちとくちの「接続部分」は描かれていないことの方が多かった(ような気がする)

が、

もうね、最近のはすごいのなんのって。

カモン!接続部分!見てくれ!俺のコネクション!

といった具合だ。

もはやこれは読者に対するセクハラ(もしくは痴女行為)ではないか。

しかも

擬音語が「チュッ」

なんてもんではなくて

「クチュ…」「グチュ…」(糸引き付き)

ちなみに女は必ず

吐息交じりで(書くのも恥ずかしくなるような)しかし、恥じらいをも含んだようないやらしいセリフがもれなく付いてくる。(鼻血)

 

時代なのか?需要なのか?

これは時代の流れなんだな?

これは限りなくエロ寄りの「少女漫画」とみなしていいんだな?

少女漫画なら買うぞ。あたしは買うぞ。

 

昨今の少女漫画は半分エロ本の役割も担っているのか。そうか…(遠い目)

話が随分とそれてしまったが、えーと、何を書こうとしていたのだろうかわたしは。

 

あ、そうそう。

 

アイルランドに済み始めて5ヶ月が過ぎたあたりから、オンライン漫画の無料購読にハマり出し、気に入ったものを片っ端からダウンロード。

わたしは一体アイルランドに来てまで何をやっているのか…

気持ちと行動が一致しない。

…………………

…………………

…………………

コントロール不能。諦めた。

 

お金が無い無いと悲鳴をあげながらも、コミックを一式大人買い。

もうどなたか、ひと思いに殺していただけませんか。

そんな状況だった。

前述では、昨今の少女漫画のファッキングエロさ加減を問うてきたが、タイトルの通り、わたしを苦しめ、そして未来永劫変わらないであろう「少女漫画においての”ブス”の定義」についてである。

 

最近読んだマンガで、ヒロインの設定としていじめられっこのメガネ女子がいた。(THE・王道)

メガネを外す=美少女

むむむ、鉄板である。

 

がしかし、あろうことか作品中では多くの女子からは、メガネを掛けていようが掛けていまいが「ブサイク」というレッテルを貼られてしまっているのだ。

 

いやいやまさか、と思い念のため半分白目の状態で確認してみたが、メガネを外したあの子はやはり間違いなくかわいかった。

 

作者よ、「目の感じだけ」でかわいい・ブスを描き分けようとするな。

「いかなる時も少女漫画たるもの美しくなければ精神」は理解しているが、本当にブサイクを描きたいのなら、顔面福笑いに挑む気持ちで描き散らかせ。

気の済むまでとっ散らかせ。

実際、絵面的には全くもってブサイクでもなんでもない少女に恋した男が「俺はこいつの性格に惚れたんだ!」

と言ったところでね!

なーんてね!

クソが!

キレイごと言ってんじゃねえ!

 

ストーリー上↓

(ヒロイン)メガネ、見た目地味、ブサイク、ぱっとしない、メガネを外すと美少女、素直、「なんであんな女が?」と周りの女子に妬まれる、「わたしブスだし、目立たないし」と思っている

(ヒロインと恋仲になる男子※複数人可)「こいつ…パッとしなかったのに…なんか…かわいいじゃん…」的な流れ ※あくまで内面的な部分から入り好きになりましたアピール

真実↓

(ヒロイン)メガネをかけてようがかけてまいがクソかわいい、普通にかわいい、その他のかわいい女子たちに引けを取らないかもしくはそれ以上にかわいい、すげえかわいい、むしろ普通に引いちゃうほどのかわいさ

(ヒロインと恋仲になる男子※複数人可)「メガネ美少女萌えええええ!メガネ外しても激萌えええええええ!メガネっ娘バンザイイイイイ!やーーーーっぱかわいい子にかぎるっしょ!!」

 

作者と読者との間には、実際これくらいの溝があるんですよ。

 

そもそもメガネ=ブサイクという設定自体、アンモナイトばりの古い化石設定に加え、メガネを外せば瞬く間に美少女。

顔もカラダも言うこと無しのイケメン共が、そのブサ美少女に鼻息荒くも至らぬ行動を次々と起こしてしまう、そんなものは飽和しているのだ。

もうアップアップなんだ。あっぷあっぷ。

 

それともなんだ?

本当にブサイクは少女漫画的にNGですってか。

 

読者が「アッ!」と驚くブッサイクを漫画のヒロインにしてみやがれってんだ。

そこまでやって、もし数々のイケメン達が彼女の魅力に気づき、冒頭で書いたような「ファッキングエロさ」を見せつけてくれた日にはどうだろうか。

私はきっと、ゴールの向こう側を見た気持ちになるだろう。

 

それともやはり、少女漫画において「ブスとかわいいは表裏一体であるべき」なのだろうか…

ブスという設定で、本当にブスに描いたら読者のテンションダダ下がりになるのが目に見えているし、真性のブスとイケメンの交わりなど、誰も見たくないのだろうか。

こんなに悲しいことがあっていいものか…

見た目ブスにだって明日があるべきだ。

見た目がブスなだけじゃねえか。

夢を与えてくれたっていいじゃねえか。なあ。

 

そう、私が見たいのは向こう側なんだよ…

 

 

私は一体さっきから何を言っているのだ。

週末だから許して欲しい。このくらいぶっ飛んでても許して欲しい。

 

せめて、ブスかどうかなんてのはどうでもいいが、『俺物語』の主人公:剛田猛男くらいのインパクトでニューヒロイン(女)を生み出して欲しいものだ。

 

長くなってしまったが、とどのつまり。

散々なじり倒したこの分かりきった飽和状態の化石設定を、それでも自ら望み(しかも定価で)購入している私はきっと敗北者なのだろう。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*


CAPTCHA